●2021年IT導入補助金は4月上旬頃 公募開始
IT導入補助金のホームページ上で2021年度の予定が公表されています。
・IT導入支援事業者およびツール登録申請開始
3月下旬頃
・交付申請受付開始
4月上旬頃
IT導入補助金の申請には、GビズIDプライムアカウントが必要ななた、事前に取得されておく事をおすすめします。
●2021年特別枠の要件変更とITツールの申請準備について
2/26に公開された、「IT導入補助金2021」の「公募要領」によると、
2021年は4つの申請類型となります。
補助率1/2の通常枠については、昨年と大きな変更はありませんが、
補助率が通常枠の1/2から2/3にアップする特別枠については、
2020年に比べ条件が厳しくなっております。
<通常枠>
・通常枠は
A類型:補助額30万円~150万円未満(賃上げは加点要件)
B類型:補助額150万円~450万円(賃上げ要件必須)
に分かれます。
・業務プロセスの分類は添付の通り多少変更がありますが、
A類型は1種類以上の業務プロセスに対応したITツールであること
B類型は4種類以上の業務プロセスに対応したITツールであること
は昨年と同様です。
<特別枠>
・特別枠は
C類型:補助額30万円~450万円(うち300万円以上は賃上げ要件必須)
D類型:補助額30万円~150万円(賃上げは加点要件)
の2種類となります。
・2021年は、特別枠で申請するには、以下の点を満たす必要があります。
・添付の業務プロセス一覧のP-01からP-07の分類のうち、
2種類以上の業務プロセスに対応したITツールであること
(2020年は1種類以上)
・「非対面化ツール」(※)であること
・C類型では「連携型ソフトウェア」(※)であること
・D類型ではクラウドソフトであること
※非対面化ツール
事業所以外の遠隔地から業務を行うテレワーク環境の整備を含め
対人接触の機会を低減するよう非対面又は遠隔でのサービス提供が
可能なビジネスモデルへの転換(業務形態の非対面化)に資する
労働生産性の向上を目的としたITツール
※連携型ソフトウェア
異なるプロセス間での情報共有や連携を行うことで
補助事業者の労働生産性向上に寄与するもの
詳細についてはIT導入補助金の公式サイトよりご確認ください。
https://www.it-hojo.jp/2021/
●IT導入補助金、その他、2021年の主な変更点について
その他、IT導入補助金2021の2020年からの主な変更点は
以下の通りです。
・大企業の関連会社や課税所得15億円以上の事業者などが申請対象外に
・賃上げ要件が必須要件であるB類型と、C類型の補助金額300万円以上に
ついて、賃上げ要件未達の場合のペナルティが具体化
・賃上げ要件の効果報告で賃金台帳等の書類提出が追加
・補助対象外のITツールについて公募要領で具体例が提示
詳しくは、公募要領(暫定版)をご確認ください。
◆IT導入補助金2021 交付規程・公募要領(暫定版)
※内容については、随時変更される可能性もございますので、
ご注意ください。