中小企業デジタル化応援隊事業は、2月末までですので、残り2ヶ月になってしまいました。
当社では、これまで、6件の案件をお受けしすでに相談事業を行っています。
具体的にどのような案件があるのか、これから相談を検討している方の参考になると思い、整理してみました。
既存の生産管理システムの機能性向上の相談
Claris FileMakerで作成された既存の生産管理システムの動作速度が遅いために、 速度を速める方法はないかといった相談でした。
これには、次のステップを踏む必要があります。
①現状分析
②サンプルプログラムの作成
①では、遅い動作を自体を確認し、その原因を調査するステップです。
②では、動作が遅くなっている原因を改善する手法を
いくつか事前に考案しておき、試行錯誤を繰り替えすステップです。
実際には、①②の前後に、打ち合わせと、実装説明を行います。
こうした、試行錯誤をする作業には、
今回のデジタル化応援隊事業は、非常に合った制度だと思います。
それは、
この制度が、時間給であって、成果物を約束する契約ではないからです。
一般に、
成果物を約束する契約の場合は、開発者は試行錯誤して成果が出るか不明な作業を提案できず、
相談者も、成果が保証されていないものに、代金は支払ないと考えるからです。
一方で、
デジタル化応援隊事業では、時間給のため、成果がなくても代金を受け取ることができ、
相談者も、代金の大半をこの制度で支払ってくれるためリスクが少ないからです。
このように、
専門家に頼みたいが、
成果が見えない業務の場合、非常に効果的だと言えます。