ビジネスにおいて、顧客情報はとても重要です。顧客情報を管理するシステムを導入しているかどうかで、その企業が業績を伸ばせるかどうかが決まってくると言っても過言ではありません。そんな顧客情報を管理するシステムが、CRMシステムです。「Customer Relationship Management」の略で、その名の通り「顧客との関係性を構築・管理するために開発されたシステム」のこと。

このシステムを導入する目的は、顧客に合った商品やサービスを提供することです。しかし、ただシステムを導入すればいいというわけではありません。どんなことでもそうですが、うまく活用できなければ何の意味もないのです。検討すべきこともたくさんあり、システム開発会社に依頼する際には導入費用や評判なども比較することが必要となります。

こちらではCRMシステムを導入したい中小企業が検討するべき必須3項目についてご紹介しますので、参考にしてはいかがでしょうか。

まず、CRMシステムを導入する際に検討しなければならない項目としては、「顧客名簿を作成すること」です。そもそもこのシステムは顧客管理をするために開発されたもので、顧客名簿がないと導入してもうまく活用することができません。

ただし、顧客名簿を作成するのは意外と大変で手間のかかる作業です。この手間のかかる作業を軽減するためのツールを導入することにより、効率的に顧客名簿の作成ができます。

代表的なものが「名刺管理ツール」です。名刺管理ツールとは、スマホのカメラで名刺を撮影しスキャンすることによって、名刺に記載されている情報を取り込みデータ化してくれるという優れもの。

これを使ってシステム化すれば、顧客のデータを手で入力する必要がないため、作業の効率は大幅に上がります。システムをうまく活用するためにも、検討すべき項目のひとつです。

顧客名簿を作成したら、次に必要なのは「顧客の志向やニーズに合わせてDMなどの案内を配信する」ことでしょう。昔はDMと言えばハガキや封筒などを郵送する方法が一般的でしたが、この方法は手間もコストもかかり、効率的とは言えませんでした。

今の主流は、何といってもメール配信。低コストなうえに、メール配信システムを利用すれば一斉配信もできます。顧客ごとに一通一通メールを送っていては手間もコストもばかになりませんが、メール配信システムを使えば手間もコストも削減できて効率的です。

ただし、メール配信システムは様々な種類が存在するため、配信頻度などを考えた上でどのメール配信システムを選ぶのかよく検討する必要があります。

メール配信をシステム化した後必要になってくるのは、「顧客のフォロー」です。CRMシステムで集約した顧客の購買履歴や購買目的、志向やニーズを分析して傾向を把握し、既存顧客のフォローに活用します。その際、営業担当が活用しやすいSFAも併せて導入するとより高い効果が期待できるでしょう。

SFAとは「Sales Force Automation」の略で、営業プロセスを可視化したり、営業業務を管理したりと営業の仕事を効率化することを目的に開発された営業支援システムのことです。SFAとCRMを連携させることによって、顧客のフォローを行います。

そしてCRMによって一元化した顧客情報を活用することで、顧客のニーズに基づいたより戦略的な営業活動を行うことができるのです。SFAも様々な種類が存在するため、CRMとの連携を考えた上でどのシステムを選ぶかよく検討することが必要になります。

CRMシステムを導入したい中小企業が検討するべき必須3項目についてご紹介しました。CRMシステムは、ただ導入すればいいというものではありません。どんなことにも当てはまりますが、システムをうまく活用しなければ効果は得られないのです。

うまく活用するためには検討すべきこともたくさんあり、システム開発の会社に依頼するときは導入費用や評判なども比較することが必要です。

CRMシステムの導入をご検討の際には、株式会社すまいる顔にお気軽にご相談ください。開発歴30年以上の豊富な実績があり、スムーズなシステム導入をサポートします。