
中小企業・小規模事業者が、ITツール導入の際に活用ができ、
最大で350万円の補助を受けることができる「IT導入補助金」
本年度(2023年)から、「みらデジ経営チェック」が
新たに申請前要件として追加されました。
この記事では、
IT導入補助金2023の申請から交付までの流れや、
それぞれの手順で押さえておくべき注意点を、
当社のキャラクター
「すまいるくん」と「かおちゃん」がご紹介します!
目次
IT導入補助金申請
「IT導入補助金2023」の申請から交付までの流れと、
それぞれの注意点は、以下になります。
❶ IT導入補助金事業の理解
IT導入補助金2023公式サイトや公募要領を読み、補助事業についての理解を深めます。
❷「IT導入支援事業者の選定」「ITツールの選択」
補助金の交付申請を行う準備として、
まずは自社の業種や事業規模、経営課題に沿って、
IT導入支援事業者と、導入したいITツールを選定します。
導入するシステムは、
ITツールとして事前に登録されている必要があるから注意してね!
IT導入支援事業社の選定や、ITツールの選択については、
お気軽にお問合せください♪
❸ 申請前の「3つ」の準備物を揃える
以下3点は、交付申請前に必ず行う必要があります。
gBizIDプライムアカウントの取得
「gBizIDプライム」アカウント(ID・パスワード等)の取得をする必要があります。
GビズIDとは、法人・個人事業主向け共通認証システムです。
取得をすると、一つのID・パスワードで、複数の行政サービス にログインすることができます。
gBizIDプライムアカウントID発行までの期間は、
おおむね2週間かかるので、早めの申請手続きをしよう!
「SECURITY ACTION」の実施
交付申請の要件には「gBizIDプライム」アカウント取得に加えて、
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」の宣言が必要になります。
この宣言は、中小企業・小規模事業者等自らが、
情報セキュリティ対策に取組むことを自己宣言する制度で、
「★一つ星」または「★★二つ星」を宣言する事が要件です。
交付申請作成時に宣言済アカウントIDの入力が必要となります。
「みらデジ」の「経営チェック」の実施
「みらデジ」ポータルサイト内にgBizIDで登録し、
「経営チェック」の実施をする必要があります。
「みらデジ」は、中小企業庁が実施する
中小企業・小規模事業者等の経営課題をデジタル化により
解決することをサポートする制度で、
本年度(2023年)から、IT導入補助金の申請要項になりました。
【注意】
みらデジHPから簡単に経営チェックができますが、
IT導入補助金申請には、
「gBizID」で登録されたアカウントで事業者登録を行ったうえで、
IT導入補助金の申請に用いているgBizIDプライムアカウントを連携登録し、
「みらデジ経営チェック」を実施する必要があります!
経営チェックのステップとしては、
⒈IT導入補助金の申請に用いている「gBizIDプライム」アカウント、または、そのプライムIDに紐づく「gBizIDメンバー」アカウントのID/PWを準備する。
⒉ みらデジの「新規利用者登録」より、gBizIDアカウントを入力連携し、事業者登録を行う。



⒊ みらデジの事業者マイページより「みらデジ経営チェック」を実施する。
事業者登録をする前に経営チェックをしても、
結果がアカウントとうまく連携されない可能性があるので注意してね!
みらデジ事業者マイページの下部に
「みらデジ経営チェック結果」が表示されていることを
IT導入補助金交付申請前に必ずチェックしよう!
❹ 交付申請(IT導入支援事業者との共同作成・提出)
❶〜❸までの準備が整えば、
IT導入支援事業者と以下の4つのステップを進めます。
- IT導入支援事業者から『申請マイページ』の招待を受け、
代表者氏名等の申請者基本情報を入力する。 - 交付申請に必要となる情報入力・書類添付を行う。
- IT導入支援事業者にて、導入するITツール情報、事業計画値を入力する。
- 『申請マイページ』上で入力内容の最終確認後、申請に対する宣誓を行い事務局へ提出する。
❺ITツールの発注・契約・支払い(補助事業の実施)
交付申請を完了し、事務局から「交付決定」を受けた後に、
ITツールの発注・契約・支払い等を行うことができます。
交付決定の連絡が届く前に発注・契約・支払い等を行った場合は、
補助金の交付を受けることができないので、ご注意ください!
この後の「事業実績報告」で
実際にITツールの発注・契約、納品、支払い等を行ったことを
証明する必要があります。
ITツール全額分の支払いをしてから
補助を受取るまで1〜2ヶ月程かかるので、
まずはITツール全額分の支払いが可能か、
交付申請前に必ず確認しましょう!
❻ 事業実績報告
実際にITツールの発注・契約、納品、支払い等を行ったことが分かる証憑を提出し、
事業実績報告を行います。
証憑の提出の流れは、以下の3つのステップで行います。
- 中小企業・小規模事業者等のみなさまが
『申請マイページ』から事業実績報告に必要な情報及び証憑の添付を行い、
事業実績報告を作成する。 - 事業実績報告が作成された後、
IT導入支援事業者が内容の確認及び必要情報の入力を行う。 - 最終確認後、中小企業・小規模事業者等のみなさまが
事務局に事業実績報告を提出する。
❼ 補助金交付手続き
事業実績報告が完了し、補助金額が確定すると、
『申請マイページ』で補助額を確認できるようになります。
その内容を確認した後に補助金が交付されます。
❽ 事業実施効果報告
事業実施効果報告は、
定められた期限内に補助事業者が『申請マイページ』より必要な情報を入力し、
IT導入支援事業者の確認を経て、提出します。
上記8つの手順が、IT導入補助金の申請から交付の流れになります。
定められたステップを踏めば、比較的簡単に申請ができるね!
まとめ
この記事では、
IT導入補助金2023の申請から交付の流れと、
それぞれのステップで注意するべきポイントをご紹介しました。
特に本年度から申請要項になった「みらデジ経営チェック」は、
実施の手順がとても重要になります。
申請内容に問題はなくでも、
思わぬところで抜けがあると、不採択になりかねますので、
この記事をご参考にしていただけると幸いです。
IT導入補助金申請についてや、
ITツールの導入をご検討中の方は
お気軽にご相談ください♪
また、IT導入補助金の概要や、
当社が登録しているITツールは以下の記事で紹介しています♪