キントーン(kintone)と セールスフォース(Salesforce)の違い

キントーン(kintone)や
セールスフォース(Salesforce)導入は、
多くの企業で導入されて、素晴らしい実績が出ていると聞きます。
実際に、
kintoneとSalesforceの両方の
導入から運用支援まで携わった方に、
kintoneとsalesforceの違いについて、記事を書いて頂きました。

キントーン(kintone)や
セールスフォース(Salesforce)導入は、
多くの企業で導入されて、素晴らしい実績が出ていると聞きます。

しかし実際の良さや、具体的な金額、などについて
知られていない事も多いのではないでしょうか?

そこで実際に、kintoneとSalesforceの両方の導入から運用支援まで携わった方に、
kintoneとsalesforceの違いについて、記事を書いて頂きました。

以下の記事も参考にしてください。
セールスフォース(Salesforce)の特徴と導入を見送った理由

kintoneとsalesforceの違いについて

今回は、クラウドの業務支援ツールとして何かと比較されることの多い
サイボウズ社のkintoneとSalesfoeceの違いについてご紹介します。

私は、かつて営業主体の中小企業で情シス担当として勤務しており、
kintoneとSalesforceの両方のシステム管理者として
導入から運用支援まで関わってきました。

全国でテレワークが推進される昨今、
ITツールやクラウドシステム導入の必要性を感じる方がとても多くなっていると思いますが、

導入の検討においては各システムの機能やメリットに関する情報ばかりで、
導入後を見据えた場合に大事な点が抜けているように感じられます。

そこで今回は
これからITツールやクラウドシステムを導入しようと考えていらっしゃる経営者や、
システム導入を推進する立場の方々にぜひ読んでいただきたい内容です。

また、ITにあまり詳しくなく、
世の中のIT化という流れに漠然とした不安を抱えておられる方々にも
参考になればと思います。

▷この記事を読んでほしい人
 ・ITツールやクラウドシステムを導入しようと考えている経営者
 ・システム導入を推進する立場の方
 ・ITにあまり詳しくない方
 ・IT化という流れに漠然とした不安を抱えておられる方

筆者会社概要


まずはじめに、私が2つのシステムとのかかわりについて説明します。

・高額な商品を取り扱う営業主体の企業で情シス部門の担当者として勤務
・経営トップの方針で導入することになったkintoneとSalesforceに最初から関わる
・導入後はシステム管理者としてkintoneとSalesforce運用支援に関わる
・kintoneとSalesforceに関する各種セミナー等にも多数参加し知識を深める

両社に共通する内容(クラウドサービス利用のメリット)


既にご存じかと思いますが、
kintoneもSalesforceもクラウドサービスです。

ここでは両社に共通する内容としてクラウドサービス利用のメリットを確認します。

・サーバーメンテナンス、バックアップ、セキュリティー対策に費用や手間がかからない
・クラウドなので営業マンや現場担当者が会社の外で利用することができる
・バージョンアップがサービスの一部として行われ続けるので日を追うごとに進化し便利になっていく
・定額利用料なので経営計画が立てやすくなる

各システムの概要(得意分野や利用目的の違い)


次に、両社の違いについて説明します。

kintoneを一言で説明するのは難しいのですが、
「コミュニケーションツールと業務アプリを組み合わせたシステム」です。

業務アプリは、メニューから簡単な手順で自由に作成できます。

ひな型として利用できるサンプルアプリが
業種別、業務別に数多く用意されていますし、
既存のエクセルファイルから読み込んでアプリを作成することも可能です。

アプリを最初から自分で作成する場合でも、
「文字列」や「計算」などのフィールド
をドラッグアンドドロップで配置していく仕組みなので、
プログラミングの知識がなくてもアプリを作成できます。

 

図のようなステータス管理機能も備わっているので、
社内にいなくても申請や承認が可能となります。

テレワーク推進や「脱ハンコ」に効果的です。

システムの対象範囲は営業だけに限らず、
バックオフィス業務など幅広くカバーできます。

ただし、帳票や集計には物足りない部分があり、
javascriptカスタマイズや、外部の連携サービスを活用することで
カバーする企業も多いようです。

続いてSalesforceですが、
こちらは一言で「営業支援ツール」です。

既存見込客へのアプローチから商談成立までの
営業活動の流れを管理するシステムなので、
システムとして基本の型(取引先、活動、商談など)があらかじめ決まっています。

商談の進捗状況を「フェーズ」と呼ばれる段階ごとに管理し、
フェーズごとの案件数や受注見込金額、
離脱率などをリアルタイムで管理していくことが可能です。

レポート、ダッシュボードの機能は優れており、
自動集計されるグラフや表から
ドリルダウンで元データにたどり着けることも魅力です。

マーケティングオートメーションツールのPardotと組み合わせることで、
見込発掘から見込育成まで対象範囲を広げる企業もあります

料金プランの比較


kintoneの料金
多くの企業がスタンダードコースを利用しています。

スタンダードコース
月額1,500円/1ユーザー(最低5ユーザーから)

kintoneは、
他社の連携サービスと組み合わせて利用することが多いですが、

連携サービスの単価は1社(正確には1ドメイン)あたりの場合が多く、
利用頻度の少ない中小企業にとって割高感があり、
企業の規模によって導入判断が変わってくるところです。

・PrintCreator(プレミアム)の場合:月額14,000円/1ドメイン
 https://pc.kintoneapp.com/price.html
・krewSheetの場合:月額23,000円/1ドメイン
 https://krew.grapecity.com/price/

Salesforceの場合、
最も利用されているのはEnterpriseコースです。

Enterpriseコース
月額18,000円/1ユーザー

1ユーザーあたりは高額ですが、
営業支援ツールなのでユーザーの対象数は少なくなります。

https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/

セミナーや展示会の開催、
幅広く広告を出す事で多くの見込客を抱える企業の場合は、
マーケティングオートメーションツールのPardotの導入も併せて検討した方が良いでしょう。

 ・Pardot(Advanced)の場合:月額480,000円/1ドメイン
  https://www.salesforce.com/jp/products/pardot/overview/

このように、1アカウント当たり単価の違いはとても大きいです。

しかし先ほど説明しましたように、
そもそも利用目的が異なるので、
料金だけで比較検討するべきではないでしょう。

それにしても、
社内に高額なサーバー機を設置と高額なシステム開発費が必要だった頃に比べると、
クラウドシステム登場のおかげで、ずいぶんと導入しやすくなりました。

近年は様々な助成金を活用してシステムを導入する企業も増えています。

▷ 良ければ以下の記事も参考にしてください。
  IT導入補助金2021のIT導入支援事業者に採択されました

導入から業務移行、継続的な運用まで


ここからは、
導入を検討中の皆さまが目に触れる機会の少ない内容です。

これまでの導入と運用に関する経験の中で、
「できれば先に知っておくべきだった」といった事を含めて、
導入後の移行と運用についてご説明します。

kintoneは
Salesfoeceと異なり、
決まった形がなく自由にアプリを作成できます。

このことが、後に落とし穴の原因となる場合があるので、
事前の業務整理(現状の業務の流れや理想形についての把握)が重要となります。

自社のみの導入は十分可能ですが、
初めは簡単なことから始めるようにし、
規模や難易度によってはプロにお任せするのが良いでしょう

(開発の規模にもよりますが3万円台から対応してくれるサービスもあります)。

お問い合わせ

初めのうちは
社内で導入に抵抗する人や無関心な人がいますが、
管理者1人で戦わず少しずつ人を巻き込み賛同者を増やしていくことで、
全社的な取り組みとすることが理想形です。

先では改善要望が次々と出てくる日が来るので、
無秩序にアプリが増えていかないためのルールや、
管理の仕組みも必要となってきます。

次にSalesforceですが、
自社のみの導入はとても敷居が高いです。

プロに頼んで使える形にしてもらうのが一般的だと思います。

企業の規模にもよりますが、数十万円から数百万円かかる場合もあります。

せっかく高額の投資をしたからには、
営業メンバーに意義と効果を早期に実感してもらうことが大事です。

日々の活動データの入力と、
データに基づいた分析とアドバイスがきちんとできなければ、
たいへんもったいない結果となってしまします。

そのためにも経営トップや営業トップの関わり方が大事であり、
定着化については企業の「覚悟」や「総合力」が試されるところです。

結論1:システムありきの検討より先にゴールをはっきりさせましょう


システムの選定基準は、
導入する企業の利用目的、
さらには会社の規模や構成などによって変わります。

また、導入や移行には
一時的にせよ多くの費用と手間が追加でかかってくるので、
経営トップ・利用部門・IT部門の意思統一と連携も必要となります。

どこを目指すかによって
トータルコスト(連携サービス、プロの導入支援費用、社内の人件費などの)
が変わりますので、

システムありきで比較検討することよりも、
成し遂げたいゴールをはっきりさせてから
調べる、話を聞く、選定することが大事だと思います。

結論2:どのようにIT化を進めるべきか解らない場合は手軽で簡単なところから経験しましょう


とはいえ、IT化についてどのように進めたら良いか解らない企業も多くあると思います。

そういった場合、
解らないながらもkintoneの活用を経験してみる価値はあると思っています。

導入しやすく守備範囲が広いからです。

kintoneは一ヶ月ごとに契約更新できることもお勧めポイントです。

例えば、承認印が必要な社内の書類を
kintoneのステータス管理に置き換えるだけでも
テレワーク推進に貢献できますし、
全社的にIT化のメリットを体感できます。

使ってみて初めて分かる「改善したいこと」が
見つかるきっかけになること間違いなしです。

今後、IT化は避けては通れない世の中になっています。

この記事を「正しいIT導入の検討」につながるきっかけにしていただければ幸いです。

補足: ITシステムで成し遂げたいゴールを 決めるために

 

システム開発を成功させるためには「要件定義」が重要です。

下記記事では、
その「要件定義」をする前に需要な「方針」を決めるのに役立つ
Excelシートを無料配布しています。

当社もシステム開発時に使用しているシートですので、
ぜひ社内で試しに使っていただき、
システム開発で成し遂げたいゴールを明確化してくださいね。

▷参考ページ
「要件定義」の前に重要なこと!方針の策定!

お問い合わせ

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