すまいる顔では、
ITシステムを使って、合理的な経営を実現することをコンセプトに、
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業務管理シスステムの効率化に課題をお持ちの方は、まずは下記よりお気軽にご相談ください。
「鈴木さん、今まで気付けなくてごめんなさい・・・」
隣の席の鈴木さんとは、あの日を境に顔を合わせていない。
2週間前の月曜日から、突然鈴木さんはいなくなった。
きちんと畳まれたチェック柄の膝掛けが、今日もこちらを見ている。
愚痴を聞いてくれたり、コーヒーを奢ってくれたりした思い出が頭をよぎる。
ーーなぜわたしは何もできなかったのだろう。
目次
隣の席の鈴木さんの行方は・・・
鈴木さんのように、突然メンタルの不調により職場を休職される方は珍しくありません。
現代では、約5人に1人がメンタルヘルスの不調に悩まされていると言われています。
2020年には2億6,400万人以上がうつ病に罹患するとWHOが推定しています。
出典:2021年12月07日 REPORTOCEAN
さらに、新型コロナウイルスの影響で、人と人とのつながりが感じられにくくなったことも、
うつ病患者数増加の一因となっています。
ーーいつも金曜日の業後になるとそわそわしていた部長が、マスク姿でオフィスをそっと去る姿。
ーーリモート飲み会で、トイレに立った時の「あ、一人なんだ。」という変な感覚。
距離を置いてのコミュニケーションは、対面による満足感を満たせない部分もあります。
人類が初めて直面する独特な孤独感なのかな、と思います。
会社が積極的に社員のメンタルヘルスを管理していくことは、社会や会社にとっても重要なことであり、社員の命を守る役割を担うと言っても過言ではないでしょう。
2022年 国内のメンタルヘルス市場はまさにカオス状態!
REPORTOCEANによると、2030年には世界のメンタルヘルス市場の売上高は5,399億7,000万米ドルに達すると予測されています。
世界のメンタルヘルス市場は2030年までに年平均成長率3.7%で成長する見込みとも言われ、メンタルヘルス市場は今後ますます注目の市場となっています。
では、国内のメンタルヘルス市場に目を向けてみましょう。
こちらのカオスマップは、emol株式会社が2022年1月17日(月)に公開したものです。
カオスマップとは、さまざまなサービスや企業が乱立している業界を見渡せる「地図」のことです。
見てわかるように、国内ではさまざまなメンタルヘルステックサービスが誕生しています。
メンタルヘルス管理システムを調査してみた結果
上記のカオスマップを参考に、今回は特にうつ病の防止に役立つと思われるメンタルヘルス管理システムを4つ選定させて頂き、それぞれのシステムの特徴を調べてみました!
結果はこのようになりました。
それぞれの機能の特徴をまとめます。
■ラフールサーベイ
- 自動的に社員へのサーベイを作成できたり、分析できたりと機能が豊富
- SmartHRやカオナビなどの人事関連システムとのAPI連携もできる
■ORIZIN
- Webテストのように、ネット環境さえあればメンタルヘルスサーベイを受けられる
- メールアドレスが不要なので、社員のメールアドレスが無い業種でもOK
■newbie
- 健康診断の結果管理とメンタルヘルスサーベイの結果が一元化できる!
- 料金がリーズナブル
■STRESCOPE
- 医学的な観点からの詳しいメンタルヘルスサーベイを実施できる
- 医師の面談や統計専門学者のレクチャーが受けられる
一言にメンタルヘルス管理システムと言っても、システムによって全く機能が異なることがわかるのではないでしょうか。
たった4つのシステムだけでもこのような違いが見られるので、全てのシステムを比較してみたらもっと特徴が見られて面白そうですね!
まとめ
今回はメンタルヘルステック市場の今をテーマに、社員のうつ病予防に活用できる4つのシステムを取り上げさせて頂きました。
ーー関係が近い人には話しにくいことも、カウンセラーや医師だと安心して話せる。
ーー人には言えないことも、自分だけのメモ帳やTwitterには吐き出せる。
もしかすると、人はかえって無機質なものに対しての方が、思っていることを躊躇わず素直に吐き出せる性質があるのかもしれません。
確かに上司や人事部にメンタルの不調や悩みを打ち明けることは、気軽にできることではありません。
中立的に社員の素直な気持ちを効率的に収集できるシステムを活用することは、メンタルヘルス管理に役立つことでしょう。
ーー悩んでいる時に、カラオケに誘ってくれた同僚がいた。
ーー新しい配属先で不安になった私に、先輩が優しい声をかけてくれた。
このような人と人との気持りの繋がりは、どんなときも嬉しいものですし、システムやAIには代理が務まらないものだと思います。
心理士との対話を重ねるカウンセリングを通して、こころの不調が改善することもあります。
しかし、メンタルに不調をきたす人は現代においては約5人に1人という事実は、社内でいつ誰がメンタルの不調を訴えてもおかしくない状況ということです。
人だけに頼るメンタルヘルス管理は、もうすでに限界が来ているのかもしれません。
とはいえ、安易にメンタルヘルス管理システムを導入することは得策ではありません。
なぜなら今回紹介したように、数々のメンタルヘルステックサービスが乱立している状況だからです。
また、社員の心を守るための本当に必要な仕組み作りを実現するためには、システムを導入する前に、社内の現状や、メンタルヘルス管理の目的をあらためて明確化しておくこと大事です。
やりたいことはふんわりとはイメージできるけど、なかなか明文化できなくて悩んでいる、という方はITのプロの力を借りてみるのもおすすめですよ。
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