![](https://smilekao.com/wp-content/uploads/2023/02/%E6%9C%89%E7%B5%A6%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0-1024x576.png)
Claris FileMakerではポータルといった機能がありますが
視覚的にもフィールドの幅にも限界があります。
しかし、チャット機能を作成することにより
より視覚的にみやすくすることができました。
当社ではClaris FileMakerの開発経験が豊富ですので、
システム開発にお困りの方や導入を考えている方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
Claris FileMakerではポータルといった機能があります。
ポータルとは?
複数のレコードのデータを1 つずつ一覧表示する機能です。
ポータルを使用するとデータに関連している別のデータを表示することができます。
実際にどういう機能かというと
![](https://smilekao.com/wp-content/uploads/2023/02/スクリーンショット-2023-02-16-13.04.39-1-1024x406.png)
これを利用しClaris FileMakerでは案件に対し担当者同士で
進捗を確認したり
顧客に対し誰がどんな内容を話したかなど
管理することができます。
しかしClaris FileMakerの機能上
動的にフィールドのサイズを変更できないため文字数の制限ができてしまいます。
担当者同士のやり取りや顧客とのやり取りを
保存していくにはポータルでは少し不便さを感じます。
では実際にチャット機能がどのようになっているか見ていきましょう。
目次
チャット機能
まず、このチャット機能はClaris FileMakerの機能の一つ
webビューアを使用します。
webビューアとは?
Claris FileMakerのデータベースを利用しサイトにアクセスできる便利な機能です。
例えばGoogleマップのURL(Uniform Resource Locator)を利用すれば
顧客の登録している住所をマップに表示させることができます。
![](https://smilekao.com/wp-content/uploads/2023/02/537cb9a69a83c32f2a43380187614040.png)
ではこのwebビューアを使用しどのようにチャットができるのか
実際に作成していきます。
まず、webビューアにはURLだけでなく
HTMLやCSS、JavaScriptを使用することができます。
では実際に作成していきましょう。
Claris FileMakerでHTMLを書くのは様々な理由で不便ですので
VSCodeというエディターを使用いたします。
まずはHTML、CSSでチャット画面を作成していきます。
VSCodeはこちらからご確認できます。
https://code.visualstudio.com/
次にJavaScriptで動的処理を作成していきます。
ではこれをClaris FileMakerに取り入れていきましょう まずwebビューアを配置します。
ソースコードの作成ができました。
無事に作成できているかブラウザで確認しましょう。
![](https://smilekao.com/wp-content/uploads/2023/02/1899bee50ba8b16f8ec32ee4f01b7ed3.png)
webビューアを配置すると設定が表示されます。
Webサイトの選択は初期値でGoogle Mapになっていますが
カスタム Web アドレスを選択し
Web アドレスの指定を選択してください。
ここにHTMLとCSS,JavaScriptを記載していきます。
しかし、Claris FileMakerでは計算式を記述する際に“(ダブルクォーテーション)は
文字列を表す際に使用されます。
よってHTMLなどに使用される“を使用するには
エスケープ処理(エスケープシーケンス)をする必要があります。
エスケープ処理
エスケープ処理とは、マークアップ言語やプログラミング言語、スクリプト言語等で
文字列を扱う際に、その言語にとって特別な意味を持つ文字や記号を、別の文字列に置き換えることです。
Claris FileMakerでのエスケープ処理は使用したい文字列の前に\(バックスラッシュ)を使用します。
では、実際に記述していきましょう。
Web ビューアでHTMLを使用するためには
“data:text/html,”の後に記述します。
記述ができましたら表示されるかを確認します。
作成ができました。
これでClaris FileMakerでチャットを使用することができます。
まとめ
Claris FileMakerだけでは手が届かない機能や
苦手なところを
HTMLやJavaScriptの活用により機能の幅が増えます。
また、Javascriptには様々なライブラリがありますので
工夫次第でもっとたくさんのことが出来ます。
また、今回は簡単な実装しかしておりませんが作成の方法や
アドオン、Claris FileMakerからJavaScriptのスクリプトなど様々な
使用方法がありますので
少しでもご興味をお持ちの方はぜひお気軽にお問合せください。