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「要件定義」の前に重要なこと!方針の策定!

システム開発の問題は、「成功」しない事です。原因は、①開発段階の要件不足、②計画遅延、③予算の超過
つまり、品質(Q)、納期(D)、コスト(C)= QDCが、原因だとわかります。これは「要件定義」が失敗するためです。しかし、実際は、この「要件定義」の前の方針、の段階が、不十分のである事が多いです。

この記事では、要件定義の前に重要なことや、方針の策定のポイントについてご紹介します。

システム開発について、課題をお持ちの方は、
下記よりお気軽にご相談ください。

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システム開発は、「成功」しない・・・

システム開発の問題は、「成功」しない事です。

上の表は古いデータですが、70%以上が、「課題あり」「失敗」と回答しています。

つまり、「成功」しないのです。。

原因は、
次の3点です。

①開発段階の要件不足  → 品質
②計画遅延       → 納期
③予算の超過      → コスト

つまり、品質(Q)コスト(C)納期(D)= QCDが原因だとわかります。

この、QDCがうまく行かないのは、
依頼主は、依頼をしたシステム開発会社に全て任せる事ができる
と思っている事が原因だと考えます。

特に、
「要件定義」が失敗するためだと、私は考えます。

しかし、
実際は、この「要件定義」の前の
方針の段階が不十分である事が多いです。

そのため、
方針を中心に、説明します。

要件定義が重要な理由

テスト工程

開発されたシステムは、テストを行う必要がありますが、

テストは、
単体テスト・結合テスト」「総合テスト」「受入テスト」の3段階があり、

図のように、
開発」「設計」「要件定義」が対応しています。

「単体テスト・結合テスト」「総合テスト」は、
主に開発会社が行うものであり、
設計通りに開発ができているかを確かめるものです。

「受入テスト」は、主にお客様が行うものであり、
望んでいたもの=要件定義通りにできているかを確かめるものです。

要件定義が基本

上の図のように、

「要件定義」は、設計、開発の起点であり、
「要件定義」は、受入テストの確認項目です。

それゆえ、「要件定義」が重要なのです。

「要件定義」は、お客様ご自身で決めていただくことであって、
開発会社がわかる事ではありません。

「要件定義」の失敗とは、お客様がご自身で決める事に失敗しているということになります。

全体の流れと検討内容

システム化流れ

どのように要件定義すればいいのか、先に全体をみてみます。

システム開発では、上記のように、大きく8工程が必要です。

お客様が行う内容は、
①方針
②計画
③要件定義
⑤テスト、移行、運用
8工程のうち、6工程に及びます。

開発会社は、
設計、
開発、
テスト、
この3工程だけです。

つまり、お客様は、開発会社に丸投げできないのです。

システム開発がうまく行かないのは、
お客様ご自身の課題が多い状態で、
システム開発会社に丸投げをしてしまうこと
が主な原因だということになります。

移行、運用、この2工程は、それ自体重要ですが、
事前に計画をすれば、あとは実施するだけであることを考えると、
①方針、②計画が、重要です。

また、③要件定義は、方針、計画に基づいて確定させる必要がありますので、
先に、①方針、②計画、を決めておく必要があります。


現状分析と課題の特定

新しいシステムを考えるとき、現状分析と、あるべき姿を特定し

そこへ到るための課題を見出す必要があります。

これが、すべての出発点です。

現状分析と課題の特定の手法は、以下を参考にしてください。

ワークフロー作成例

上の例では、
上段が、現在のワークフロー
下段が、目指すべきワークフローです。

こうして図にしておくと、理解しやすく、便利でしょう。

ただし、図だけでは、解釈はひとによって異なりますので、
文字にして特定をしておく必要があります。

この後、以下のような
ニーズ整理表を作成し、課題を明確にしましょう。

ニーズ整理表

「経営レベル」「業務レベル」「業務の仕組みレベル」の3階層)に分けて、

整理する事がポイントです。

ニーズ整理表のエクセルファイルをお渡しします。
興味がある方は、以下よりお問合せください。

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方針

システム化方針は、「プロジェクト憲章」とも呼ばれ、
社内で議論が錯綜した時などに、必ず立ち返るもので
大変、重要です。

図のシステム化方針のエクセルファイルをお渡しします。
興味がある方は、以下よりお問合せください。

お問い合わせ

背景

なぜこれをやることになったか?
どんな問題が、誰にどのように影響しているのか?
を、具体的に記載しておきます。

システム化のテーマ

下の目的を一言で表すような言葉で設定します。
プロジェクトの合言葉のように使います。

目的

「経営レベル」「業務レベル」「業務の仕組みレベル」の3階層)に分けて、
記載しておきましょう。

期待成果

これも、

「経営レベル」「業務レベル」「業務の仕組みレベル」の3階層)に分けて、
記載しておきましょう。

制約条件

「期間」「費用」「リソース(体制、設備、機器など)「改善条件」「その他」の5項目について、記載します。

「改善条件」では、
「システムだけの見直しをするのか」
「業務プロセスまで含めた見直しをするのか」
「組織・体制や制度・ルールまで踏み込んだ見直しをするのか」
を確認します。

プロジェクト範囲

どのプロセス、どの地域が対象で、どれが対象外か?

このプロセスの開始と終了地点は?

これらを明確に決めておきます。

プロジェクトの途中で、対象外の事柄が入って来やすいですが、
その時は、それを排除する基準を事前に決めておきます。

責任範囲

誰がこのプロジェクトの成否を決めるのか?

数値目標

目標の達成度を計る数値項目は何で、
成功数値はいくらか?
予算目標は?
いつまでに?

こうしたことを事前に決めておきます。

プロジェクトチーム

参加者を事前に決めておきます。

計画

計画では、以下の5項目を決定します。

①機能の特定
②実現方法
③中間目標
④成果物
⑤運営ルール


要件定義

ここまで決まれば、
あとは、粛々と決めていくだけです。

主な内容は、
以下の通りです

①業務フロー
②業務要件
③機能要件
④機能配置
⑤外部連携
⑥データ構造
⑦画面構成
⑧非機能要件
⑨必要ライセンス
⑩法律確認(必要時)

この具体的な内容は、

改めて、記載したいと思います。

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担当者

枚栂木崇史

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