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ワークフロー図は便利だが、書くのは難しい。

上の図では、【現在】業務フローと【将来】業務フローが書かれています。
これは、ある会社の営業の仕事のワークフロー図です。
【現在】業務フローでは、営業担当者の仕事は4つ、営業管理者の仕事は3つ、つまり営業部門の仕事は、7つある事がわかります。
【将来】業務フローでは、営業担当者の仕事は3つ、営業管理者の仕事は1つ、つまり営業部門の仕事は、4つある事がわかります。
つまり、営業部門の仕事が3つ削減でき、営業管理者の仕事は3つから1つにと1/3になったことになります。
これは、システムとして、「新CRM」を導入した結果と言えます。
システムの仕事が、3個から、8個に増えていることから、営業の仕事量とシステムの仕事量はトレードオフの関係だったことがわりますね!
この便利なワークフロー図を書くのは、案外難しいのです。
SIPOC分析が便利

上の図は、SIPOC分析の見本です。
手順は、次の4つのステップです。
1 各自で管理できている「仕事=業務」内容を、5個までに絞って、各自で列記してください。
2「仕事=業務」ごとに、「プロセス=フロー」を列記してください。
主語と述語は必ず書いてください。
3「プロセス=フロー」ごとに、「入力物」「出力物」を明記してください。
4「入力物」「出力物」ごとに、「提供者」「受取者」を明記してください。
このSIPOC分析は、次の、バリューストリームマップ(VSM)を作成するもとになるもので、
このバリューストリームマップ(VSM)から、ワークフロー図を書いて行きます。
バリューストリームマップ(VSM)の作成手順

1 「プロセス=フロー」 を、記載
2 「提供者」「受取者」を、記載し、
「入力物」「出力物」を「プロセス=フロー」と提供者」「受取者」とを赤でつなげる
この時、商品を「物」として赤線、その他を「情報」として青線でつなげてください。
3 「改善のための、10個の視点」をヒントに、改善点を列挙してください。

「改善のための、10個の視点」をヒント
■価値無価値分析
①「この作業にお客はお金を払いたいか?」
②「この作業からお客がほしいものが産まれているか?」
■8つのムダ分析
③ 不良を作るムダ ② 作りすぎのムダ
④ 手待ちのムダ ④ 加工のムダ
⑤ 運搬のムダ ⑥ 在庫のムダ
⑥ 動作のムダ
⑦ 従業員の創造性を使わないムダ
このバリューストリームマップ(VSM)をもとにして、業務ワークフローを作成して行きます。
<<参考サイト>>
マイク根上のブログサイト: http://econoshift.com/ja/