
目次
株式会社ラクスとは?
概要
株式会社ラクスは、「ITで企業の成長を支援する」というビジョンのもと、業務効率化に特化したSaaSサービスを提供している企業です。
2000年に設立し東証プライム上場企業として、多くの中小企業・大企業に向けた業務支援ツールを展開しています。
特徴
株式会社ラクスのシステムは「使いやすさ」と「業務に特化した機能性」を特徴とし、経理・販売管理・労務など、バックオフィスの現場で本当に必要とされる機能を厳選して提供しています。
また、導入支援から運用フォローまで、手厚いサポート体制も魅力の一つです。
サービス
代表的なサービスには以下のようなものがあります。
「楽楽販売」:販売管理業務を効率化するクラウド型システム
「楽楽明細」:請求書などの帳票を電子化し、発行・送付を自動化
「メールディーラー」:問い合わせ対応を効率化するメール管理ツール
すまいる顔はこのたび、株式会社ラクスの正規パートナーとなりました。
お客様の業務に最適なSaaS導入支援と、最適なシステム開発を提供しています。
また、自社の業務フローに合わせた本格的なシステム開発をご希望なら、当社のシステム開発もご検討ください。
すまいる顔は、様々な業種での開発経験・実績が豊富なため、お客様のニーズに合わせたご提案が可能です。
SaaSサービス導入のメリット・デメリット
メリット
初期コストが抑えられる
SaaSはクラウド上で提供されるため、自社でサーバーやソフトウェアを構築・保守する必要がありません。
その結果、初期費用を大幅に削減でき、月額の利用料金だけで最新のシステムを活用できます。
クラウドベースでどこでも利用可能
インターネット環境さえあれば、社外や在宅勤務でも業務が可能になります。
これにより、働き方改革やテレワーク推進にも貢献し、業務の柔軟性が大きく向上します。
ユーザー数や機能を柔軟に増減できる
人員の増減や業務の変化に応じて、ユーザー数や機能プランを簡単に調整できます。
これにより、過不足なく最適な運用ができ、コストパフォーマンスも高く維持されます。
デメリット
他システムとの連携が限定されることがある
APIなどが公開されていても、既存の業務システムとの連携に制限があったり、追加開発が必要になることがあります。
この結果、業務全体を効率化するつもりが、かえって部分的な手作業が残るというケースもあります。
サービス終了・価格改定の影響を受けやすい
SaaSはベンダーの運営に依存するため、提供終了や料金体系の変更などが突発的に発生する可能性があります。
これは、自社の運用計画に大きな影響を与える場合があります。
カスタマイズの自由度が低い
基本的にパッケージ化された仕様で提供されるため、自社独自の業務フローや複雑な処理に完全対応するのは難しい場合があります。
この結果、業務に「システムを合わせる」のではなく、「業務をシステムに合わせる」必要が出てくることもあります。
SaaSは初期コストを抑え、迅速に導入できるなど便利な反面、カスタマイズの難しさや他システムとの連携制限といった導入前に気をつけるべき点もあります。
だからこそ「導入して終わり」ではなく、「自社に最適化する」視点が重要です。
SaaSサービス導入に向いている企業とは?
SaaSは、インターネットを通じて提供されるサービスであり、「初期費用の低さ」や「導入の手軽さ」から多くの企業に注目されています。
特に導入に向いているのは、IT専任の人材が不足している中小企業やスタートアップ企業です。
これらの企業では、社内でサーバーを構築・管理したり、ソフトウェアを都度アップデートする体制が整っていないケースが多く、運用負荷が課題となっています。
SaaSはクラウド上で提供され、メンテナンスもベンダー側が行うため、限られたリソースでも安定した運用が可能になります。
また、業務フローがある程度標準化されている企業もSaaS導入に適しています。
SaaSは多くの企業で共通する業務に最適化されており、標準的なフローに合わせることで短期間での導入と定着が実現できます。
特に、すぐに業務改善を図りたい企業や、働き方改革を推進している企業にとって、スピード感と柔軟性を兼ね備えた選択肢となります。
このように、SaaSは、「リソースは限られているが、すぐに効果を出したい」企業にこそ最適なサービスと言えるでしょう。
SaaSサービスを導入する際の注意点
SaaSサービスを導入する際の注意点は、自社の業務に合った最適化をしっかりと行うことです。
まず、SaaSが提供する標準機能が自社の業務フローと完全に一致するとは限らないため、導入前に必要な機能などを確認することが重要です。
特に、業務プロセスが独自のものだったり、複雑な処理が必要な場合、標準機能だけでは対応しきれないことがあります。
その場合、追加のカスタマイズを検討する必要があります。
また、データの取り扱いやセキュリティの問題も注意しなければなりません。
クラウドにデータを預けることになるため、情報漏洩や不正アクセスのリスクを十分に理解した上で、信頼できるシステム開発会社を選定することが大切です。
さらに、導入後の運用体制の整備も重要です。
SaaSサービスは運用の手間を減らす一方、安定的に活用するためには、スタッフの教育やサポート体制の確保が欠かせません。
また、外部システムとの連携やAPIの対応状況を事前に確認し、後々の業務効率化に支障がないようにしましょう。
SaaSを導入する際は、単に「そのまま使う」ことにとどまらず、自社にあった最適なシステムとさせる視点が非常に重要です。
SaaSサービスを自社の業務に合わせて最適化する方法
SaaSサービスを自社の業務に合わせて最適化するためには、まず現状の業務フローの分析を行い、SaaSの標準機能が自社のニーズにどの程度対応できるかを把握することが重要です。
もし、希望する標準機能が不足していたりギャップがある場合は、API連携を活用して、他システムとの自動連携や業務の効率化を図ります。
カスタマイズが可能な範囲なども予め確認しておきましょう。
さらに、利用するユーザーのフィードバックを定期的に収集し、運用中に発生した課題を改善することで、より高い業務効率を維持でき利用者の不満などを無くすことができます。
SaaSを導入してそのまま終わりではなく、自社の成長に合わせて進化させることが求められます。
SaaSの足りない機能をカバーできる補助システムとは?
SaaS(クラウドサービス)は、幅広い企業に対応できるよう汎用的に設計されている一方で、自社特有の業務フローや細かな運用ルールには対応しきれないケースもあります。
その結果、理想とするシステム開発が実現できないことも少なくありません。
例えば以下のような補助システムを付属させると理想とするシステム開発の実現が見込めます!
① 楽楽販売 × 案件進捗ボード
目的: ・案件ごとの進捗や担当者を「見える化」し、チーム内での共有・確認をスムーズ
にしたい。
効果: ・楽楽販売だけでは把握しきれなかったリアルタイムの進捗状況が一目でわかる
・担当者ごとの作業遅れや滞留案件を即時把握し、対応が迅速になる
・タスク管理ツールを別途使う必要がなくなる
② 楽楽販売 ×見積・契約書作成の自動化ツール
目的: ・ 登録済みの顧客情報や商品情報をもとに、Word形式で書類を自動作成。
効果 : ・フォーマットに手入力する時間が大幅に削減
・ミスや入力漏れのリスクを防止
・上司への承認フローも組み込め、作成から提出までを一元管理
このような補助システムは、必要な部分だけに絞って導入できるため、「コストを抑えつつ、自社業務に合わせた使い方」を実現できます。
すまいる顔は、ラクスの認定パートナーなので、ラクスサービスの補助システムの開発が可能です。
補助システムについて、詳しく知りたい方は下記よりお問い合わせください。
SaaSサービスのカスタマイズ・補助システムの導入事例
ここでは、補助システムを活用して課題を解決した2つの企業事例をご紹介します。
事例①:製造業
【導入前の課題】
開発から販売まで手掛けている製造業では、営業管理にSaaSを導入したものの、製品ごとの原価計算が複雑で、見積作成に多くの時間と手作業を要していました。
標準機能では柔軟な見積作成ができず、営業担当がExcelを併用することで二重入力が常態化・情報の分断や入力ミスが頻発し、業務効率の低下と属人化が課題となっていました。
【導入後の効果】
この課題を解決するため、専用の原価計算・見積作成機能を備えた補助システムを構築し、SaaSとAPI連携を実施。
受注から見積、原価までを一元管理することで、作業時間が約40%短縮され、誰でも正確な見積が作成可能になりました。
また、属人化が解消されただけでなく、営業の対応スピードも大幅に向上し、受注率の改善にも貢献しました。
事例②:人材サービス業
【導入前の課題】
人材サービスでは、SaaSを活用して請求業務を行っていましたが、取引先ごとに異なる請求フォーマットや送付手段への対応が必要で、結局は月末に人手による確認・加工作業が発生していました。
スタッフの大幅な残業から、請求漏れやミスも散見されていました。
【導入後の効果】
課題解決のため、RPAを活用した補助システムを開発。
請求データを自動的に加工し、取引先の条件に合わせて帳票を出力・送信できる仕組みを構築しました。
その結果、月末処理の作業時間は70%削減され、残業はゼロに。
請求漏れも解消され、業務全体の精度とスピードが向上しました。
そして、SaaSと補助ツールの組み合わせが、実務に即した業務効率化を可能にしました。
まとめ
この記事では、SaaSについてのメリットや導入のポイントなどについて紹介しました。
SaaSサービスは導入のしやすさや低コストといったメリットがある一方で、すべての企業業務にフィットするとは限りません。
標準機能だけでは対応が難しい場合、補助システムの活用やカスタマイズによって、自社業務に最適化することが重要です。
業務効率化や属人化の解消、精度向上などの効果が見込めるため、「SaaS+α」の視点で導入を検討することが、より実践的で成果の出るIT活用につながります。
SaaSの導入を検討中の方は、まずは一度お問い合わせください。
最後に、すまいる顔では中小企業を始め、あらゆる企業の経営効率化をITで支援しています。
システム導入やデジタル化に関するご相談は、下記より気軽にお問い合わせください。








