Claris FileMakerを使用している、という人は多いのではないでしょうか。
Claris FileMakerは、世界で100万人以上が利用しているローコードの開発プラットフォームであり、
プログラミングの知識がなくてもビジネスに必要なアプリを開発できる点が特徴です。
今回は、Claris FileMakerとLINEが連携したシステムについて、
どのようなメリットがあるのかを詳しく解説します。
この記事を参考に、Claris FileMakerとLINEを連携し、より業務効率を向上させてみましょう。
また、すまいる顔では、
ITシステムを使って、合理的な経営を実現することをコンセプトに、
専任SEによる無料相談を実施しています。
業務効率に課題をお持ちの方は、まずは下記よりお気軽にご相談ください。
目次
Claris FileMakerとは
Claris FileMakerとは、データベース管理システムであり、
プログラミングの知識がなくてもカスタムアプリを作成・構築することができます。
自社独自のシステムを構築することによって自社のビジネス課題を解決することができます。
また、作成したアプリケーションをサーバーに置くことができるため、
一元管理されたデータを複数人数で利用することができます。
Claris FileMakerとLINEを連携する手順
Claris FileMakerとLINEを連携するには、以下のような手順が必要です。
手順1:LINEのアカウントを作成する。
Claris FileMakerとLINEを連携するためには、ひとまずLINEのアカウントを作成する必要があります。
LINEのアカウントを作成したら、カスタム IdP 認証設定を行います。
手順2:Claris FileMakerでカスタム IdP 認証設定を行う
Claris FileMakerには、LINE以外にもGoogleやMicrosoftなどの外部サービスと連携できるようになっていて、一般的なクラウドサービスの多くが対応できます。
連携するためにはLINEをブラウザで開き、LINEのアカウントとパスワードでログインし、
Claris FileMakerでカスタム IdP 認証設定を行います。
手順3:FileMaker から文字情報を送信
うまくできたらFileMaker空文字情報を送信してみましょう。
LINEに情報が届いたら、連携に成功したということになります。
手順4:LINEの Bot を使ってグループチャットに POST
最後にLINEの Bot を使ってグループチャットに POSTすれば、情報の共有ができます。
Claris FileMakerとLINEを連携するメリット
Claris FileMakerとLINEを連携すると、多くのメリットがあります。
外部サービスを連携するのに抵抗があるという方もいるかもしれませんが、
どのようなメリットがあるのかを把握しておくことで、LINEを導入しやすくなるでしょう。
ここでは、Claris FileMakerとLINEを連携するメリットについて詳しく解説します。
メリット1:Claris FileMakerを開く必要がない
Claris FileMakerを開いて見積もりを確認したり、書類の承認サインを貰ったりとなると、
毎回Claris FileMakerにログインしなくてはならず、面倒という場合もあるでしょう。
人数が多ければClaris FileMakerのパスワード管理なども、手間がかかります。
しかし、外部サービスであるLINEと連携をすることで、グループ内で情報を共有できるため、
わざわざClaris FileMakerを開く必要がありません。
LINEでPDFを確認し、承認ボタンを押すことでFilemakerの書類にも承認印が押されます。
つまり、上長が外出中であっても急ぎの見積もりを確認・承認できるのがメリットといえるでしょう。
メリット2:大人数の出退勤管理が可能
LINEと連携することによって、社員の人数が多くても簡単に出退勤管理が可能になります。
なぜなら、管理者のみがClaris FileMakerにアクセスできればよく、
管理者以外の社員はLINEにさえログインできれば出勤や退勤をつけることができます。
出退勤をLINEで管理することによってClaris FileMakerをすぐに開くことができなくても問題はありません。
また、商品情報の問い合わせなども簡単にできます。
なぜなら、ユーザーはLINEが開ければ問い合わせをすることも情報をチェックすることもできるからです。
メリット3:幅広い層が利用できる
LINEの大きなメリットの一つは、幅広い年齢層で利用されているという点です。
LINEは使いやすいということもあり、導入がしやすいシステムとなっています。
また、カレンダーを使用することができるので予定を合わせやすく、
情報の共有も素早くできるため、予約受付等への活用にも最適です。
また、利用人数が多くなってもアカウントとパスワードの管理がしやすく、
社員や顧客の増減があっても登録や変更、削除などがしやすい点も特徴です。
LINEでなら管理者画面でアカウントの追加やパスワード発行が可能なため、
セキュリティもしっかりしているので、
外部サービスといえど安心して使うことができるのも、メリットといえるでしょう。
メリット4:情報が伝わっていることが確認できる
メールなどでは本当に読んでいるのかどうかを確認することができませんが、
LINEは読んでいれば既読がつくため、情報が伝わっていることがわかります。
そのため、急ぎの見積もりなどをClaris FileMakerで作成したときなど、
LINEに既読がついていなければ見ていないということなので、
催促のメールや電話を入れることができます。
確実に情報が伝わっていることが判断できるのは、大きなメリットといえるでしょう。
メリット5:無料で使えるサービスが多い
LINEでは無料で使用できるサービスが多く、リアルタイムでのトークができるのも、
LINEを使用する上でのメリットといえます。
Claris FileMakerで作成した書類などを確認しながらリアルタイムで複数人とのトークも可能なため、
相手が離れたところにいても情報の共有ができるでしょう。
FileMaker ServerへのサインインもLINEのアカウントで一元管理ができるのも、うれしいサービスです。
また、すまいる顔が開発したClaris FileMakerとLINEを連携したシステムのデモ動画をご紹介します!
まだ開発初期段階なため、機能やデザインが揃っていませんが、
顧客管理や案件管理などの基幹システムとの連携など、
業務内容に合わせて幅広く機能を追加することができます!
FileMakerとLINEを連携したシステムについて、
詳しくは下記よりお気軽にお問合せください。
Claris FileMakerとLINEを連携するデメリット
Claris FileMakerとLINEを連携することは、メリットばかりとはいえません。
とくに膨大な情報を処理することになってしまうため、
FileMakerの処理速度が遅くなってしまうことが考えられます。
そのほかにも、ITの知識や技術を持っているなら問題はありませんが、
それらの知識が不足していると、使いこなすのに時間がかかってしまうことも考えられます。
とはいえ、デメリットといえるのは上記2点くらいで、そこまで不便になるというわけではありません。Claris FileMakerとLINEを連携するかどうかは、メリットとデメリットをよく比較して、より便利に使える方を選ぶようにしましょう。
まとめ
Claris FileMakerとLINEを連携するには、いくつかの手順が必要です。
そのため、ITに関する知識と技術がなければ、初めは戸惑うこともあるかもしれません。
しかし、外部サービスであるLINEと連携することによって、
出退勤の管理や見積書の作成・承認までがスムーズにできるなどといったメリットがあります。
なぜなら、これらの書類を紙で印刷して回していると手間であり、
Claris FileMakerを開かなくてはならなければ、外出中に時間が取れても意味がないからです。
その点、LINEに連携すると外出先でも重要な書類の確認が簡単にできます。
これらの利点を良く検討して、連携をする必要があるのかどうかを検討してみてください。
うまく連携ができたら、ぜひさまざまな機能を使いこないしてみましょう。
FileMakerとLINEを連携したシステムについてのご相談・ご質問は、
下記よりお気軽にお問合せください♪